治療よりも予防が大切

大切な歯を失ってしまう原因の最も多いのが歯周病。

歯がグラグラする、歯茎から血が出る、歯茎の色が変色している。
以前は「歯槽膿漏（しそうのうろう）」と呼ばれていた歯の病気が「歯周病」です。 大切な歯を失ってしまう原因の最も多いのが、この歯周病。
では、歯周病のサインをご紹介します。
・歯磨き（ブラッシング）の時に血が出る
・歯茎から出血していて、口臭が気になる
・歯茎が変色している
・歯茎が痩せてしまって、歯が長く見える
・歯がグラグラして、しみる

以上の自覚症状がありましたら、歯周病の可能性がありますので早めにご相談ください。

歯周病は、歯茎の炎症から始まって、最後には歯を支える顎の骨を溶かしてしまう怖い感染症でもあります。 また、厄介なのは歯周病の原因菌が血管に入り込むと全身に広がり、いたるところで血栓や炎症を起こしてしまいます。 お口だけでなく身体全体の健康状態にまで悪影響を及ぼしてしまいます。

歯周病の進行具合で治療法もいろいろとございます。
しかし、最も基本的な治療は、歯石や歯垢（プラーク）をキレイに取り除くことから始まります。 歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎のスキマは、歯医者さんの専門的な道具でないと汚れは除去できません。 歯周ポケットの汚れ具合や歯と歯茎の状態を見極めて、治療を進めて行きます。

普段からのホームケアで歯周病は予防出来ます。
歯と歯茎の間は、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシで、しっかりと歯垢（プラーク）を落としておく習慣をつけましょう。　その上で、歯医者さんでの定期的なケアを受けることで、歯周病のリスクは避けられます。